【朝日町潜水橋・大谷荷居山神社】
名張駅から徒歩約1.7キロ徒歩16分
名張駅の方から「名張産業振興センター・アスピア」横を通り、名張川の方へ向かって行くと。
朝日町潜水橋(=沈み橋)が現れます。
橋のたもとには水神碑が。
生きるために、とても大切な水。
水神様は雨などを降らせ、水を恵んでくれる神様として信仰されてきました。
また、水は大切な資源ですが、大雨が降り洪水になれば、田んぼや家が流されるという多大な被害がでてしまいます。
水神様はそんな水害から守ってくれる神様でもあります。
水神様はここでずっと私たちを守ってくださっているのですね。
橋を渡り、左折し進むと、その先には、大谷荷居山神社が。
こちら無人の神社です。
中世史で有名な 「黒田の悪党」の要塞跡でもあるようです。
この辺りは大谷という場所になります。
この辺りの伝承として、「大谷のヒヒ退治」というお話が残っています。
昔々、大谷に住んでいた大きなヒヒがいたそう。
そのヒヒに、村の娘が次々と連れられていってしまい、村人たちは困っていました。
そこに、旅をしていた剣豪、由井正雪がやってきて、村人たちの話を聞くと、退治を申し出てくれたのだとか。
その後、由井正雪はその剣の腕前で、見事華麗にヒヒを退治してくれたというお話です。
(三重県立名張高郷土研究部編集「なばりの昔話」より)
昔はひとが住んでいたようですが、今は誰も住んでいるひとはいません。
名張駅からも徒歩16分ほどの近い距離。
皆様もぜひ、橋を渡った向こうにある、歴史情緒溢れる風景を楽しんでみてくださいね♪