なばり四季のブログ

【教えてガイドさん】赤目おすすめ散策コース

2021.06.24

こんにちは。ボランティアガイドおきつもの森本です。

赤目四十八滝渓谷は観光スポットとして有名ですが、今回は赤目口駅から歩いて四十八滝入り口までの散策もぜひ体感していただきたく、ここにご紹介します。

赤目口駅から県道を歩いていくと、約20分で民家が途絶えます。そこからは左手にオオサンショウウオが生息する滝川が流れ、県道の両側の樹木からの木漏れ日がとても美しく(私は「緑のトンネルpart1」と呼んでいます。)真夏でもひんやりとしていて、川のせせらぎを聞きながら気持ちよく歩けます。

 この緑のトンネルpart1を抜けると長坂地区の集落に差し掛かり、いくつかのユニークなカカシが皆さんをお出迎えしてくれます。そこから赤目ハイキングコースとバス道の県道とに別れます。

【どれがカカシ?】

ハイキングコースでは四季折々の植物(緑のトンネルpart2)や、様々
な野鳥の声などを楽しみながら歩いていただけます。
時には鹿と遭遇することも。途中、摩崖仏も探してみてくださいね。

【ハイキングコースの緑のトンネルpart2】

いっぽう、このハイキングコースを選ばず、バス道の県道を歩きますと、途中
特別養護老人ホームの入り口には『日の谷温泉スタンド』があり、温泉を汲ん
で持ち帰ることができます。

【日の谷温泉スタンド】

その温泉スタンドの向かい側には『風穴』があり、手をかざすと真夏でもひんやり
とした空気に自然の神秘を感じることでしょう。この『風穴』は昭和の初め頃まで、蚕種を貯蔵するために自然の冷倉庫として使われていました。

【自然の神秘を感じる風穴】

また、この辺りでは石灰を採取していた名残を見ることができるなど、長坂地区の古の生活を感じていただきながら歩いていただけるでしょう。

6月中旬から7月初旬までは、滝川に沿って続く梅林あたりで蛍が多く飛び交い、毎年多くの人がホタル観賞に訪れます。
ぜひ一年を通して赤目の道を散策して、自然や歴史をたくさん見て体感してくださいね。

 

『ボランティアガイド おきつも』とは・・・

地域(名張)の住民自らが、その地域が持つ豊かな資源について、それぞれ得意の分野で紹介するものです。 プロではありませんが、その「もてなしの心」にあふれた案内はご利用いただいた方々から好評を得ています。

ボランティアガイド「おきつも」 – 三重 なばりの観光ガイド (kankou-nabari.jp)